茶道のココロ

2019年12月21日土曜日

茶碗を回す

ご飯をいただく。
 一汁一菜、普段はできるだけ簡素なものがよい。
 玄米、漬物、味噌汁。
 他に少し何かつまむ佃煮ぐらい。


 とは言え、今のご時勢、玄米なんかにしたらそちらの方が高い。

 玄米をお勧めはする。



 漬物の塩分などたかが知れている。

 味噌汁には塩など入れて作らない。野菜や昆布の出汁を味わう。

 作る手間もわずかしかない毎日の食事。



 箸を自分の指先であるかのように操るようにし、ゆっくりと食べる。

 その箸の動きを自分で眺めながら食べていると、食事の実感が高まる。

 不用意に食べ過ぎることもない。

 美味しいかどうか、よく心に聞き、噛んで食べる。

 箸からご飯やおかずを口に運んで楽しむ。




 最後にお茶を自分のご飯茶碗に注ぐ。

 洗いながらお茶を飲むようにする。

 そうすれば後の始末は楽だ。

 油モノはない。



 するとどうしたって茶碗を回しながら茶を飲むことになる。

 満遍なくご飯のこびりつきを茶で洗うように茶碗を回している。


 それは茶道での所作と同じ。

 懐石ではこうして最後に茶碗を洗う。

 なるほどこういうものか、そう思いながら茶道の心を味わおう。