古式生活 茶碗を回す

時計回りということ

どうぞ、と、主人が片手で目の前に茶碗を出してくれる。  いただきます。  客はそれをいただく。 茶碗を回して、いただく。  その意味はさておき、茶碗を回す時は時計回りに回す。  必ず時計回りだ。  山道を歩いていて祠などがその道を塞ぐようにして道の真ん中に通り道を塞ぐように建って...

茶碗を回す

静かに魂を鎮める新年

 正月はまだ何も起きていない。始まったばかりだ。  だから静かに食事をし、慶事ということで色んなめでたいことに手をつける。  それでもそれで騒ぐことはない。  要するに、静かに魂を鎮めるのが正月ということ。  だから、この年始によくあちこちで茶会が開かれ...

茶碗を回す

裾を払って座る

 座る時、裾を払う。  着物でなくズボンであっても、裾を払う仕草だけでもするとよい。  そうすると着物でなくとも着物と同じ心構えが得られる。  自分の裾は払われるもの、敵に狙われるものだ。だからこちらからあらかじめ払っておいて狙われないようにしておく。 ...

茶碗を回す

茶道のココロ

ご飯をいただく。  一汁一菜、普段はできるだけ簡素なものがよい。  玄米、漬物、味噌汁。  他に少し何かつまむ佃煮ぐらい。  とは言え、今のご時勢、玄米なんかにしたらそちらの方が高い。  玄米をお勧めはする。  漬物の塩分などたかが知れている。  味...