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享楽的なことは悪である
今は外国人との接点も多くなり、我が国にとって客人に過ぎなかった者が色々と口を出すようになった。 これさいわいと、これを利用して自らの堕落を糊塗しようとするのもいるし、日本文化を破壊しようと画策する者もいる。 なんということはない戦国時代が国境をまたいでいると考えれ...
日本人の心には悪魔がいない
我々日本人にとって、邪悪さや悪魔というものはあまり近いものではない。 この現代の日本においてもそれは同じだ。 これに対して、キリスト教徒、アメリカ人などは「悪魔」という言葉に反応し、怖れる。 キリスト教徒は悪魔を怖れる。 織田信長が比叡山を焼き討ちにした時、彼は恐ろしい...
食事を出されるときのこと
外食でもいい。客に呼ばれたとしてもいい。 我々はそうして、人に食事を出してもらうことがある。 出されたものに手をつける。 感謝し、礼節を持って応じる。 そこには時には薬味などがあって、それを自由に使えるようにされていることがある。 この時、出した女中や店主の目の前で薬...
外から持ち込まれるもの
日本は昔から色々なものが外から持ち込まれた。 仏教にしてもそうだし、鉄や青銅器もそう。 都という都市の概念すら外から持ち込まれたものだ。 そして鉄砲伝来。 黒船。 疫病もまた同じようなものだ。 人類の歴史はウィルスとの共存の歴...
橋のたもとにあるもの
古い時代、橋がかけられることは大きな事業だった。 石橋だったり、木の橋だったり、人々は苦労して交通をつなげた。 その橋は共同体と外界をつなぐ。 だから橋をかけると同時に、そのたもとには稲荷を祀り、疫病が村に入り込まないように祈願した。 今のよう...