和食のおさらい

2020年3月2日月曜日

古式生活


     和食の主な項目、主な要素



酒、日本酒でも梅酒でも。

八寸、酒の肴。

ご飯と汁。

お造り、刺身。

箸洗い、吸物。

煮物(向付)。

焼物(向付)。

鉢物。

シンコ、香の物。酢の物。

食後の甘味。



 これが正解という絶対的なものは実はない。

 イメージが違うなというところもあると思うが、大体の分類、懐石の順番としてはこんな感じか。


 「向付」というのは茶碗の向う側のもの。

 手を伸ばしていただくからそう呼ばれる。

 皿を持って取ったりはしない。


 茶碗は手で持つが、向付は手には取らない。

 重くて重厚感のある陶器が使われることが多いのはそのサインとも言える。


 懐石料理としたら最後の食後の甘味の前にご飯と汁という場合もあるようだ。



・・・
和食の基本は粗食。

 そこに名前をつけてやり活き活きとさせる。

 質素なものを旨としているがそれぞれの素材や料理を味わう型だ。

 自由すぎれば獣になってしまう。


 ひとつひとつを大事にいただき、静かに食事を取る。


 黙っていただく。

 いたずらに口をきかない。これも大事なことだ。


 楽しく食事をする?

 美味しさを味わい納得し、感じながら食べることは楽しい。

 季節も、時間も、空気も、全てを感じながら食べることは楽しい。