茶の世界は音にとても敏感だ。
場を乱すことを嫌うところからきているのだろう。
それは主人と客ということでもあるし、茶室と我々が作り出す空間ということでもある。
それは主人と客ということでもあるし、茶室と我々が作り出す空間ということでもある。
玉砂利を鳴らさない。
細かい所作にすら必ず音を意識する。
衣擦れの音。
湯を汲む音。
茶をすする音。
茶をすする音。
茶室は極めて注意深い世界だ。
音は心を乱すことがある。
それは不穏な空気であり、慮外者の乱入ということだ。
サムライならばそのぐらいの警戒心は当然のこと。
毎日が命を賭けて生きているのだ。
そうして音を鎮め、心を鎮め、穏やかなところでそっと緊張の糸を張る。
例えば、昔の時代劇などでは必ずといっていいぐらい斬り合いのシーンは強い風を吹かせていた。
乱世。
今もそうかも知れない。
「常在戦場の心」 あり、ということ。
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