新年、刀鍛冶たちが打ち初め式をする。
カタナを年の初めに最初に打ち、火花を散らすのだ。
新年にそういう儀式をするというは、話を聞くだけでも身が引き締まる思いがする。
自分ひとりでも同じことができる。
包丁を研いでやればいい。
目の大きな粗いものから始め、細かいものへとして仕立ててゆく。
髪が縦に切れれば上出来。
まあ紙でもいいけれど。
プロの料理人ではないから包丁はそんなに傷まない。
しかし忘れているとどんどん切れが悪くなってゆく。
年の初めに刃物に触れ、透明で冷たいその魂とともに過ごすのは心を洗うようなものだ。
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