謹賀新年

2020年1月2日木曜日

武士道

あけましておめでとうございます。

 年末に立ち上げたこのブログですが、見事にアクセスもなく、アラビア湾に流された海賊のように、孤独。いよいよ飢え死にというぐらいの孤立。


 もっと武士道に通じる茶道をご説明したいと思いつつ。




 本年も読者がいない状態を受け入れ、孤独なままひたすら綴ってゆきたいと思います。




 武士道というのは危険なもの。

 
 ともすればそれは自爆テロへの道です。




 少し昔は自爆テロのことは「カミカゼ・アタック」なんて呼ばれていました。

 きっと日本政府が抗議したのでしょう。
 今はその言葉は使われません。



 しかし別に間違ってはいない。

 自分を殺し、主義信条、己れの矜持のために腹をかっさばく。

 この覚悟が武士道なのですから。

 決して間違ってはいません。




 かつて、三島由紀夫が語ったところによれば、フレンチの大使館の武官だか何かの役職のご夫人、つまり外交官夫人のような人と対談のようなことをして、彼は武士道の説明をしたと言います。

 そして、持ってはいなかったのですが、三島は架空にカタナを抜刀し、振り下ろす動作をしたところ、そのご婦人は卒倒したそうです。

 気絶。



 そのような凄みというものは、鍛えた魂や気迫にとっては造作がありません。


 私とて、これを読んでいたことがあったので、フランス人の妙齢の婦人に同じことをやったことがあります(笑)。

 カタナというものを説明し、サヤを説明し、どうやって抜いて斬るか、それを説明してあげた。



 卒倒こそしませんでしたが、そのご婦人は吐いてしまった。



 まあ、もしかすると、フレンチという人たちが、そういうむやみに感受性が高いだけなのかも知れませんけれども・・・。

 ギロチンにしてもそうなんですが、どうもフレンチの文化というのはまがまがしい。


 今年もよい年でありますように。